青柳高校生徒会補助役員!!〜中〜
―2時間後―
榊原:
「よ〜し着いたぁ〜!!!!ここが[青柳荘]だ!!!!」
橘:
「ハァ……ハァ……ハァ……」
重労働………
榊原:
「なーにバテてんだぁ〜??運動不足なんじゃね!!??」
アンタねぇー……
橘:
「アンタはパフェ食いながらゆっくり歩いてるから気楽ッスよね………こちとら、30キロはあるリヤカー押しながら炎天下の中歩いてんスよッ………!!!???」
榊原:
「んー……??」
榊原さんは「なーに言っちゃってんのー??」って顔でトボケる………
コイツが先輩じゃなかったらぶん殴ってるぜ………
榊原:
「そいでまー、オメェーはここの[104号室]だからよー。コレが鍵だ」
橘:
「……………」
オレは榊原さんから鍵を受け取る…………
榊原:
「後は自分で出来るよなー??オレはそろそろお暇するぜぇー」
橘:
「はっ……??どこに………!!!???」
榊原:
「あー、オレはここの[102号室]だからよー。オメェーの2つ隣だな………んじゃあなー!!!!」
橘:
「ちょっと待った!!!!」
榊原:
「あっ、言い忘れてたけど…………」
橘:
「…………????」
榊原:
「オメェー、ちゃんと他の寮生に挨拶しとけよー??特に隣のヤツにはなー」
隣のヤツ………????
榊原:
「そんじゃなー!!!!何かあったら俺の部屋来い………」
橘:
「だから待ってくださいって榊原さん!!!???」
榊原:
「なんでぃ………????」
橘:
「このリヤカー、どうすればいいんスか………????」
榊原:
「………その辺に置いとけ………」