青柳高校生徒会補助役員!!〜中〜
青柳荘
榊原さんは[102号室]に帰っていき、オレは独り[青柳荘]の前に佇んだ………
寮全体を見渡すと………
別段、大きい建物ではない。
学生寮と言うには少し小さいくらいだ………
だが、建物の造りそのものは新しく、どうやら建てられてそう経っていないな…………
部屋は外から見る限りでは全部で8つ。
二階建てで、それぞれの階に4部屋ずつ………
オレの住む[104号室]は一階の一番端。
どうやら、一階の端から、[101〜104号室]。
二階の端から[201〜204号室]という割り当てのようだ。
橘:
(…………ここで生活するのか…………)
まぁ、確かにこの寮は青柳高校の近くに建っている。
距離にすると100mくらいだな………
これで毎日の登校は楽になるワケだが…………
橘:
(う〜ん…………)
何か引っかかるな………
わざわざオレをこんな寮の近くに通わす理由は何だ………??
どんな[利]があるってんだ………??
まぁ……………
どーでもいいか………
オレはリヤカーから荷物を出し、[104号室]に入った………