青柳高校生徒会補助役員!!〜中〜
《梅宮和樹》



梅宮:
「もしもし………」

橘:
「あ……梅宮さんですか………??」

梅宮:
「その声……………あぁ…………キミか…………」

橘:
「あの〜……榊原さんに言われて(←一言多い)、引っ越しの挨拶をしようと思って…………」

梅宮:
「……………なる程……………悪いけど、今のボクにあまり話しかけないでくれたまえ………………集中力が乱れる………………」

橘:
「え……!!??あぁ………」


これが例の[仕事モード]の梅宮さんか………

梨木さんが言うには、この状態の梅宮さんとはあまり関わってはいけないらしい………


梅宮:
「こんな時間帯にボクの部屋に内線電話のような不快千万の愚音を大音量で流すとはキミの神経の無さには呆れの文字しか浮かばないね。これからこの[青柳荘]の寮生になるならそれなりの礼儀と態度と常識が必要不可欠になる訳なのだよ。基本的にボクの集中する時間帯は極稀な例を覗きほぼ一定に保たれ続けている為その周期を一年生で[生徒会補助役員]の下っ端であるキミにはいち早く熟知して頂きたいものだ。こう見えてボクは常識人の水準よりもやや上回る程の神経質な性格の持ち主だからね??そこのところを早い段階で熟知してもらわないと、こちらとしても困る結果を生むだけでなくお互いに不快になるだけさ。今後のキミ自身とボクのためにも、お互い不快な気分にはなりたくないであろうからね??その為には自分の立場を熟知した上で……………ブツブツ」



橘:
「……………」



ガチャッ



付き合いきれん………!!!!
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