あたりまえのしょうり
袖で一気に涙を払う

「いってきます!!」


そう元気に残して車に乗り込んだ


車が走り出す

手を振る母を後ろに見ながら
こちらも手を振った



(お母さんの口…何か言ってた
『生きて』って見えたけど、まさかね)
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