shine-光り輝くあなたへ-
真奈美と別れたあと、私は一人で街をブラブラしていた。
「あれ?明菜ちゃん?」
誰かが私に話しかけてきた。
最近よく話しかけられるな、なんて思いながら振り返った。
「あ…」
そこにいたのはshineの純だった。
純はshineの中で一番歌が上手く、可愛い顔立ちをした男の子だ。
「やっぱり明菜ちゃんだー、久しぶり~」
「久しぶり」
純は明るくフレンドリーな性格をしていて初めて見たとき話しやすそうな人だと思った。
ちなみに話すのはこれが初めて。
「一人ー?」
「あ、うん。さっきまで友達といたんだけど…佐藤くんは?」
わかると思うけど"佐藤"とは純の名字だ。
「僕は一人でお買い物!あ、名前で呼んでいいよ?同じ歳なんだし!」
純は本当にフレンドリー過ぎるほどだ。
「あ、うん、純くん」
「…直人のこと…大丈夫?」