shine-光り輝くあなたへ-
two
あれからさらに一週間。
直人からのメールは一切ない。
学校では至って普通で変わったことはなく関わりなどない。
純とも結局一度も連絡を取っていなかった。
「明菜ー、最近元気ないよ?どうしたの?」
私に声をかけて来たのは愛だ。
「ううん、何でもない。元気だよ」
愛に言うわけにもいかず、明るく答えた。
私がもし直人のことが好きだったら…愛に言わなければいけない。
そう思うと胸がチクチクと痛んだ。
―…放課後
今日は珍しく一人で帰った。
「あっきな♪」
すぐ近くで声がする。
あきな…明菜…私?
キョロキョロしていると目の前に私を呼んだ人が現れた。
それは…