きみのためになく





帰り道

なんとあの人と一緒になってしまった





『なんで先生とかにいわねぇんだよ』

 「・・・・誰もきいてくれないから」

『先生ならきくだろ』
 
 「聞いてくれないよ。だって皆エリートだもん」





エリートの人は先生にひいきされている

あたしは普通の凡人だから

ひいきどことか軽蔑されている




『俺だって凡人だ。まぁ勉強できても人間がなってないからなあいつらは』





このひとはエリートよりすごいとおもう

あたしとはちがう凄い人




 「・・・ありがとう」

『・・・なにが』

 「ボール・・・当ててくれて」

『・・・・あ~ぁ、別に。しつこいからむかついただけ』




そういってたけどあたしはうれしかったよ





『・・・そういえば名前は?』

 「蓮(れん)あなたは?」

『俺は洸(こう)同じクラスだったんだな』

 「あたしも今日はじめて知ったんだ」

『・・・帰り、いつもこっち?』

 「うん」

『ふ~ん』





そういったあとは二人とも何も話さなかった







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