手紙
「さよなら」のタイミング
朝の20分
「今日も寒いな…」
そう呟いたあたしは鈴木悠里
11月の最初だというのに
あたしたちの街はもうすっかり
雪で覆われていて寒い日が続いている
「今日もいっちばん♪」
〔1D〕とかかれている教室にはいると
さっきまで冷えていた体が
スチームのおかげであったまってく
あたしはこの瞬間が好き
誰よりも最初にこの瞬間を味わいたくて
家を毎朝はやくにでる
…家をはやくでる理由はもひとつあるんだけどね
「悠里ちゃん、おはよ」
後ろから聞こえた声に
ドキンと胸が音をたてる
「桐里先輩!」
振り返ると眠そうなあくびをしながら
ドアに寄りかかってる先輩がいた
そう呟いたあたしは鈴木悠里
11月の最初だというのに
あたしたちの街はもうすっかり
雪で覆われていて寒い日が続いている
「今日もいっちばん♪」
〔1D〕とかかれている教室にはいると
さっきまで冷えていた体が
スチームのおかげであったまってく
あたしはこの瞬間が好き
誰よりも最初にこの瞬間を味わいたくて
家を毎朝はやくにでる
…家をはやくでる理由はもひとつあるんだけどね
「悠里ちゃん、おはよ」
後ろから聞こえた声に
ドキンと胸が音をたてる
「桐里先輩!」
振り返ると眠そうなあくびをしながら
ドアに寄りかかってる先輩がいた