手紙
怒った麻衣は教室へと戻ってしまった
…前言撤回!
やっぱり持つべきものは
回転のいい脳みそなんだ~
「麻衣~、待ってよ~」
あたしは小さなちいさなため息をついて
麻衣のあとを追って教室へと戻っていった
「あれ?」
その日の放課後、気づけば
図書室のドアの前に立っていた
もう来ないって決めていたのに
ふと前のことを思い出した
あたし、前は何か困ったことがあると
いつも桐里先輩の助けを求めてここに来てたな
今日、あの後は麻衣の機嫌直すので一生懸命だったし
あたしの頭じゃどうすればいいかやっぱり思いついてないし…