手紙
苦笑いといっしょに小さな気持ちに気づく
やっぱり忘れられてないのかな
トクンと静かに胸がなった
あたしは深呼吸してドアに手をかけた
あの夏の日、最後に座った席に座った
久しぶりに嗅いだ図書室の匂い
なんだかとても心が痛んで、
桐里先輩のことを思い出した
先輩をどんどん好きになって
どんどんわかんなくなったのもここだった
今でも、いつもどこかけで桐里先輩のこと考えていて
なんだかいけないことだと想ってても忘れられなくて
手紙だってなんど書こうとしても
何を書いたらいいのかさえもわからない
とてもすごく先輩に会いたい…
涙が頬を伝った
「……っ、桐里せん…ぱぃ」