手紙

あたしの不安はわかってるかのように麻衣は続けた

「だいじょーぶだって!

あたしの家に泊まることにしちゃえばいいじゃん?」

「そうか、その手があったか!」

やっぱり彼氏いる歴が長いひとは考えが違うな~、なんてちょっと歓心しながら麻衣にお礼を言って先輩のもとへ走った

もちろん先輩は喜んでくれて、先輩の家に泊まることになった


そして今日
ずっと楽しみにしていた誕生日当日!

「木村せん…」

待ち合わせ場所の玄関につくと
木村先輩の後姿がみえた

だけど、声をかけて駆け寄ろうとした
あたしの足がピタッととまった
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