手紙

「うっひゃ~」

先輩の家を前に奇声をあげたあたしを先輩がのぞきこむ

「え?なに」

「やっぱり家大きいですね!」

あきらかに周りの家よりも大きい2階建て

そーいえば何人家族なんだろ

「先輩って何人家族なんです?」

「3人だよ」

3人家族でこの大きさって…
驚きを隠せないあたし

「あ。でもこの家は俺しか住んでないから」

「…えっ!?」

先輩の言葉を聞いた瞬間、頭の中では
こんな大きい家に1人で住んでるの!?っていう疑問はどっかに飛んでいって、じゃあ今日は2人なの!?っていうドキドキで埋め尽くされていた
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