手紙
「笑ってごめんって…っ」
言葉で謝ってても全然態度で謝ってくれてないじゃん!
睨もうと先輩の方をみると
先輩の耳に光るものを見つけた
「あ…」
先輩の耳に触ると、それは昨日あたしが先輩にあげたものだった
あたしの考えに気づいたのか優しくあたしの頭をなでながら笑った先輩
「似合うだろ」
なんだか心があったかくなって
黙ってうなずいた
そんなあたしを黙って抱きしめる先輩
「来年の誕生日も…一緒にいような」