手紙

昨日からこんな言葉ばかりをくり返している先輩

嬉しいけど、先輩にとってはこの言葉がどんなに重い言葉かあたしは知ってるから、なんだか複雑で切なく思えた

「…はい」

あたしは絶対先輩との約束破らないからね

心の中でそうつぶやいて
そっと先輩の胸にしがみついた

しばらくすると
頭の上から先輩の寝息が聞こえてきて
あたしもいつの間にか眠りに落ちていた

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