手紙

「悠里、ごめ…」

ぐぅ~

先輩の声をさえぎるようにあたしのお腹がなった

「……っ」

恥ずかしすぎてお腹をかかえて
布団に隠れた

タイミング悪すぎでしょー!
こんなんじゃ全然かっこついてないし!

先輩の反応が気になって
ちょっとだけ隙間をあけて
布団のなかから様子をうかがってみた

「……」

先輩はあたしに背を向けてしゃがんでいた

え…、なんだか心配になったあたしは
ベッドから降りて先輩に駆け寄った

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