手紙
嘘だろって笑いながら
あたしの髪をくしゃくしゃにする先輩

「お前の場合、俺がだめって言っても
俺がうんって言うまで諦めないだろ」

「…はい」

図星を指されてそれ以外言えないあたし

「すげー正直」

そういってまだ笑う先輩


それからテストまで2週間
毎日図書室で先輩に勉強を教えてもらうことになったんだ
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