手紙
それから数日経ち
いよいよ明日がテスト
…でも
「先輩…ここ…」
「悠里~昨日もここやったじゃん」
「…そーなんですけど」
「お前明日ほんとうに大丈夫か?」
…ッそれだけは言わないでくださいよ
先輩!(涙)
あたしはもう投げやりになってきて
室内をみわたす
めったに人が来ない図書室に
今は先輩とふたりっきりなんだから
もうちょっと進展あってもいいのにな
なんてばかなことを考えるあたし
「…悠里?」
急に静かになったあたしを
心配そうにみる先輩