手紙
「…まだだめなんだ?」

先輩はからかうように言った
なんだか気の危険を感じたあたしはあわてる

「ゆ…許すか……んっ」

先輩の指があたしの口の中で
いやな音をたてる

「もうだめ」

いつの間にかベッドの上に
あたしは押し倒されていた

「…せん…ぱ…ぃ」

「嫌ならいやって言ってもいいよ」

…嫌なはずがない
好きなひとなんだから

「…いやじゃ…ないょ」

優しく笑って頭を撫でてくれた先輩

あたしはきっと先輩を好きになって
ひとに愛される幸せを心から知ったんだ
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