手紙
「…せん…ぱ…ぃ」

…木村先輩、助けて
もう一度抵抗しようと力を入れた瞬間

「きゃっ」

「うわっ」

あたしの背中についていた本棚が後ろに倒れた

「…っ」

「大丈夫か?」

いつも通りたずねてきた先輩

「なんでこんなこと…」

先輩が一瞬冷たい目で笑う


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