手紙
涙が溢れて止まんない

「……っ」

もうあの部屋には行かない
先輩にも近づかない

…絶対に




先輩のあの冷たい目が頭に映る
怖くて息ができない

あたしは最低な人を好きだったんだ


前のあたしならきっと
あれ以上先輩が冷たい人にならないよう
頑張れたかもしれない

…でも今は違う

あのひとには近づいちゃいけないんだ



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