手紙

「鈴木…?」

あたしは涙が止まんなくて何も言えなくて
ただ首を振った


ポンポン

そんなあたしの頭の上に新井田くんの手があった

何もいわずただ優しくなでてくれるその手は気持ちよくて安心できた


だから口から出てたんだ
今不安に思ってること全部


去年の夏の桐里先輩とのこと
この前の図書室でのこと

…そして
木村先輩のことがとてもものすごく好きなのに、今はいろんなことで桐里先輩で頭がいっぱいなことを

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