手紙
沈んだ気持ちで先輩の教室をでて
自分の教室に向かった

今考えると会って
何を言おうとしていたんだろ

あたしは…

「ゆ~り!」

「きゃっ」

声とともにあたしに抱きついてきたのは木村先輩だった

「どこ行ってたの?
俺、悠里の教室に行ってたんだけど」

「私も先輩の教室に行ってました!」

「どーしたの?珍しい
俺に用事あった?」

「えっと…」

何故だか桐里先輩に会いにいったことが
悪いことのように感じた
< 83 / 160 >

この作品をシェア

pagetop