恋スルGIRL
肝心の黒田はと言うと……
「よっしゃ!!俺、一番後ろがいい!」

なんて全然悲しい顔してないし…

あたしめちゃ悲しいのに…
何なの黒田…(泣

何だかんだ心の中で文句言ったあと、結局くじを引く順番が回って来てしまった。

「姫菜…黒板のくじのだったんだね」

「そうなんだよ…黒田なんて喜んでたんだよ?」

あたしは本当に乗る気じゃなかった。

「わたしが近くだったら替えてあげるからね?」

「ありがとう!あっ!歩美すぐだよ…」

とうとうあたしがくじを引く順番になってしまった…
黒田の近くの席になれますように…

黒田の近くの席になれますように…

あたしはくじを引く間ずっと心の中で唱えてた。
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