恋スルGIRL





あたしと黒田の席めちゃくちゃ遠いじゃん。




「安藤どこの席だった?」
と黒田が話しかけてきた。
「3かわの後ろから2番目…」

「お前そこ指されない席じゃん!よかったな!」

全然良くないよぉ…話せなくなっちゃうじゃん…。

「まぁ…まぁね、歩美が居るしいいや」

ふとあたしは黒板を見た。
あれ?黒田の斜めうしろって由美ちゃん?

「ねぇ黒田の後ろって由美ちゃんなの?」

「あ〜そうみたいだな!」
そうみたいって気にしてないかい!

そうしている間にみんな席を動かしたりして

とうとう席が離れてしまった。
< 132 / 209 >

この作品をシェア

pagetop