恋スルGIRL


それからはあたしは何にも力が入らず……

とうとう放課後なった。

「ねぇ〜いつものうるさい姫菜はどうしたの?部活も終わっちゃったよ?」

「だってぇー寂しいんだもん!ドアの方行っても話してくれないし?話せないし!」

あたしがドアの方で友達と話していても全然話してくれなかった。

「それは姫菜が話して行かないからでしょ?」

「だって何話せばいいか分からないんだもん…」

隣じゃなくなった今、何を話せばいいかイマイチわからない…。

それでいつも黒田は男子の所に居るから入りずらい…。

「じゃあ最後の切り札は?」

切り札ってまさか……

「何切り札って?」

嫌な予感するな……
< 134 / 209 >

この作品をシェア

pagetop