恋スルGIRL
それからあたし達は部活に行った。

「まぁまだダメかもしれないけど、がんばろ!」

歩美が帰り際に言ってくれた。

「ありがと!じゃバイバイ」

あたしは歩美と別れて家に帰った。


自分の部屋に入ってすぐあたしはため息をついた。

「あら、お姉ちゃんテスト満点じゃない!すごいわ!それに比べてあの子は…」
またあたしの事だ…。

お母さんの声はあたしの部屋まで丸聞ごえだった。

「あの子…だれに似たのかね?全然誰にも似てなくて…何も出来ない子だと思わなかったわ」

「姫菜も頑張ってるんじゃん!」

お姉ちゃん何言ってるの?
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