恋スルGIRL
《じゃあ朝の会終わり》
と言って先生が教室を出た。

「姫菜!バカね!2回も怒られてやんの」
と歩美が言った。

「しょうがないじゃん!だって…この恋愛小説面白いんだもん!」

「お前のせいで俺まで怒られたんだぞ!」

「はぁ?そんなの知らないし!」

「知らないじゃねぇよ!」
「だって黒田がバカにするからでしょ?」

「もういいじゃん!終わったんだし」
と、歩美が止めてくれた。
「なんかいつも歩美が止めてくれるよね?」

「そうだよ!大変なんだから!喧嘩しないでよ?」

「わかんないな?黒田があたしを怒らせなきゃ大丈夫だよ!」
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