恋スルGIRL
《大丈夫?困ってるみたいだけど…もしかして教室分からない?》
とその人がわたしに言った。

「はい…すいません…」
そうわたしは言って顔を見たきっと今まで見た事がないから転校生だと思う。

《はは!大丈夫だよ!えっと…ここ右に曲がるだけだから》
と言ってその人はニコッと笑った。

かっこいい……

きっとこの時わたしはキュンと来た。

「ぁぁあありがとうございます。すいませんでした。」
そう言ってわたしは頭を下げた。

《大丈夫だよ!じゃあね!》
と言って違う所に行ってしまった。

これがわたしがあの人を好きになった理由……

けど、話したくても顔しか知らないから何年生かも分かんなかった。

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