恋スルGIRL
その時、わたしはまだ姫菜の家の事を知らなかった。
ただ小説を読んでいて気になった事を姫菜に問いかけた。

「愛されないってどんな感じなんだろうね」
本当にバカだったと思った。

「そうだなぁ?きっと心がズタズタになって笑えなくなって人を信じれなくなるんだよ」
と言った姫菜はものすごく冷たい顔をしてまるで別人だった。

この顔をわたしは見てからこの話しはタブーなった。
姫菜は強そうに見えて全然弱い…

きっとわたしよりも…

朝、学校に来た時たまに目が腫れてる時だってあった。

わたしだったら耐えられない…けど耐えられる姫菜は強い。
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