恋スルGIRL

「何？早くしてよ！」
そう言ってドアを開けた。
「あのさ、姫菜！欲しい物ない？」
と急にお姉ちゃんが言った。

「別に無いけど…。」
あたしは言った。

「無いの？うーんじゃあお菓子とかでいい？」

「それでいいから…用事それだけならもう行って？」あたしはお姉ちゃんに言った。

「冷たいなぁ！姫菜は！じゃあね」
そう言ってお姉ちゃんは自分の部屋に戻って行った。
「なんなんだよ…。」

どうせお母さんから何か欲しいとか聞かれたんだな…。

お姉ちゃんだって本当はあたしの事なんてどうでもいいって思ってる…。