太陽の下で




走りつづけたい気持ちと裏腹に、

体は足りない酸素を求めて息がきれて

とうとう限界に達し立ち止まる。





どこまで来たんだろう。




肩で息をしながら

周りを見渡すと

ここはきっと街外れの小山にある小さな公園。




普段は子供達の笑い声があふれているこの場所も

雨が降っているから当たり前だが

絶え間無い雨音以外静まり返って

古ぼけた遊具が

黙って雨に打たれていた。





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