太陽の下で




窓の外を見ながら

うなだれる一樹の髪は

波琉に壊されたままで

ペタンコに潰れていた。



「お前どうせ寝てるだけだろ。

それより髪、ペタンコだぞ」



「うおっマジか」


ヤベーと言いながら

鏡を覗いた一樹は

どこをどう直したのかわからないが

よし!といって顔をあげた。



一見寝癖と変わってないが

少し見た目が変化している。




例えるなら


…鳥の巣?





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