男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】

・・・と言いつつも、なんだかんだで綾の隣に座る私。


はぁ~、弱いな…

こんなきっつい睨み受け続けたら、きっと私のメンタルさんがストレスで過労死しちゃいそうだ。


メンタルさん友達少ないから、助けてももらえなさそうだ。




『ハッ、身体のボスである脳みそがいんじゃん!!

ボスなら、友達少ない人も受け入れてくれるよ!!』


「何の話だ」


『メンさんの救済について』


「うるせぇ、喋んな。てめぇの妄想に付き合ってる暇はねぇ」


『・・・・・・。』




はいメンタルさんに30のダメージ~

もし死んじゃったら、死因は絶対コイツだ!!



「足しびれるやつも出てくるだろうから、てっとり早く済ますぞ」



分かってるんなら、立たせてあげてください。

集会のときの校長へのイラダチ、お前も知ってるだろう??



「まずコイツ、一昨日かそこらに入った新入り」




突然だなおぃっ!!

こっちにも心の準備ってもんが…




「あっ、やっぱり新入りだったんすね!!」
「いやぁ、不審者かと思いましたよ~」
「そうそう、総長にまとわりつくストーカーとか」
「挙句の果てにはホームレスじゃねぇかって言ってたもんな!」


「ギャハハハハッ!!ストーカーとか、まじウケる!!」


「クククッ ある意味不審者ではあるよな(笑)」


「奇声発するしね。」


「ユウっ、お前ホームレスだったのか??!だから全寮制の学校に来たのか??!」


『・・・・・・』




桜龍ファミリーのみなさんは、ほんっと個性豊かで・・・



思考回路が一緒だなバカども!!!



「はい、自己紹介」


『今?!今、この空気でやれと??!』


「今いわねぇと、ずっとストーカーだぞ」





それはヤダ!!!





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