男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】

『なんだよ、質問ねぇの??』


「あるっす。ユウさんはなんで桜龍に入ったんスか??」


『むむむ･･･難しい質問だな』


「なんでそこで悩む?!!誘ったから入っただけじゃねぇか!!」


「桜李さんが誘ったんスか??!」


「いや、誘うわけねぇだろ。綾だ」



「「「えぇぇぇぇっ??!」」」


「おぃ、俺も誘ってねぇぞ。最初に言ったのは千歳だろが」


「え～、俺も言ってないよ～。翼じゃね?」


「俺??言った…っけなぁ。どうだったけ、希」


「さぁ、あんま覚えてない」



『･･････』




「あぁっ、ユウさんが落ち込んでる!!」


「すんません、俺があんなこと聞いたばっかりに!!」


「ちょっ、怖いんで隅っこで体育座り止めてください!!」




なんだか桜龍ファミリーをぶっ飛ばしたい。

皇、呼んじゃおうか本気で悩んでるよ、私。




『まぁ…そんな感じだから･･･適当に･･･続けてください…』


（（ユウさんが不憫でならねぇ））

（（きっとこの人たちの思いつきに振り回されちゃったんだな…））




桜龍ファミリーと言うより、幹部がダメだった。

ファミリーの皆さんは、悪気がないだけまだまっしだ。



っていうか、なんでこんなに妥協しなきゃいけないんだろう。




妥協の安売りですか??

バーゲンですか、セールスですか、どっちですか??!





「どっちでもいいから、さっさと座れ」


『なんだよ～、知らねぇの?デパートかスーパーかの違いだよ（嘘）』


「分かったから座れ」




綾さんには頭が上がりませんな～


あ、再登場のメンタルさん瀕死ですっ!!