男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】
「ユウ、危なくなったらいつでも連絡してね」
『希も、怪我すんなよ!!』
「あぁ、俺は大丈夫。怪我するのは主に相手側だから」
『おぉ・・・これまたドS発言』
「・・・・・・・と桜李ね」
『お前、それ兄ちゃんとしてどうなんだ??!』
「兄弟って、そんなもんでしょ」
『違う、断じて違うぞっ!!辞書引いてこい!!』
「あ、俺の辞書に、思いやりなんて言葉はないんだよ」
『鬼ぃぃぃぃっΣ!!』
ほんとに桜李がかわいそうになってきた!!
「おぃ、あんまし希の裏性格、発揮させんなよ」
『桜李っ、お前ほんとにかわいそうなやつだな!!
ストレス溜まっちゃって、背まで縮んじゃって・・・』
「あほかぁぁぁっ!!
なんでストレスでチビになるんだ、お前バカかっ!!」
「桜李、うるさい」
「あっ、ごめん希。
・・・おい、お前キモイぞ」
『桜李、がんばって(泣)』
いやぁ、まさか桜李のチビさ加減にそんな秘密があったとは。
希&桜李チームは、繁華街へとバイクに乗って走って行った(希は桜李の後ろに乗って)
「ユウ~♪」
「おぅ、希たちもう行ったのか」
『あ、翼だ』
「ちょっと、俺は無視??!」
『思ったんだけど、なんで綾と私のとこは他のメンバーさんがいないの?』
「ちょっ、無視しないで!!」
「相手が桜龍狙いだから、あんまり団体行動したくないんじゃないかな」