男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】
ガラララッ
「おい、HR始めんぞ。とっとと席につきやがれ」
「先生助けて!!」
「は?遊ぶんなら保健室行って来い」
「なんで??!煽らないでくれ!!」
千歳の発言は逆効果だったようで、なぜか男子に取り囲まれてしまったジミー。
こっちからは見えないけど、大変なことになってるのは、翼の必死さからうかがえる。
「ユウ、見ちゃダメだよ」
『見ねぇよ、目が腐る』
「ユウちゃぁぁん!!」
『触んな、クズ野郎』
「うわぁ、突然の暴言。俺泣いちゃいそう」
『泣け。目ぇ腫れてそのままデメキンと戯れてこい』
「うわぁい、辛辣~。何怒ってんの?」
「翼のことでしょ、多分」
「何??!ユウ、俺なんかより翼を選ぶの?!」
『究極の選択に迫られたら、翼をとるね』
「ひでぇぇえぇ!!」
翼困らせたあげく、放置プレイしたやつがよく言う。
どっちがひでぇだ、バカヤロー。