男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】



ガラララッ



「おい、HR始めんぞ。とっとと席につきやがれ」


「先生助けて!!」


「は?遊ぶんなら保健室行って来い」


「なんで??!煽らないでくれ!!」



千歳の発言は逆効果だったようで、なぜか男子に取り囲まれてしまったジミー。


こっちからは見えないけど、大変なことになってるのは、翼の必死さからうかがえる。







「ユウ、見ちゃダメだよ」


『見ねぇよ、目が腐る』


「ユウちゃぁぁん!!」


『触んな、クズ野郎』


「うわぁ、突然の暴言。俺泣いちゃいそう」


『泣け。目ぇ腫れてそのままデメキンと戯れてこい』


「うわぁい、辛辣~。何怒ってんの?」


「翼のことでしょ、多分」


「何??!ユウ、俺なんかより翼を選ぶの?!」


『究極の選択に迫られたら、翼をとるね』


「ひでぇぇえぇ!!」




翼困らせたあげく、放置プレイしたやつがよく言う。


どっちがひでぇだ、バカヤロー。




< 220 / 343 >

この作品をシェア

pagetop