男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】




『だからさ、その間赤アゲハよろしこ』


「よろしこ、じゃねぇよ。俺も別の仕事入ってるっつの」


『んじゃぁお休みってことで。仕事増やすなよって親父に言っといて』


「それこそ自分でよろしこ」


『ヤダよ、あの学校、地味に電波悪いんだもん』


「部屋にアンテナ立てとけ」


『テレビと勘違いしてません?!』


「ノブさんになら、伝えといてやる」


『あっ、じゃぁそれでよろしこ!!』


「バキッ  よっしゃ、これで終わり」




最後の一人をぶっとばして、終了。


黒い革手袋の上から、拳をさする。


人を殴るのって、結構痛い。

今度、ここにメリケンサックでも入れてやろうかな。



絡まれてた女子(4人)に声を掛ける。




『大丈夫?』


「あ、は、はぃ・・・」


「あ、ありがとうございますっ」


『怪我がなくて良かったな』


「はっ、はいぃぃ(泣)」


「そんな恰好で繁華街歩きゃ、こうなることぐらい予想できるだろ」


『こら、皇!』



なんでお前はそんなに冷たいんだ!

怖い思いした女の子に、怖い視線送るとかサイテーよ!!



「す、すみませんでした・・・」



ほらぁぁぁぁっ、めちゃへこんでんじゃん!

可哀想!!



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