男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】
・・・―――――――――
『翼、コショウ取って』
「はい」
『翼、これはコショウじゃなくて塩だよ』
「え、マジで?ゴメン」
『ゴメンはいいから、さっさと取れよ』
「こ、これだなっ」
『はい残念、それコンソメ~。耳と目、故障してるんじゃないっすか?』
「うまいっ!」
『お~い、誰かこのバカ連れてって~。邪魔』
「ひでぇよユウっ!!手伝えって言ったくせに!!」
『ここまで使えねぇとは思わなかったんだよ』
「鬼畜ぅぅぅっ!!」
泣きながらキッチンから出て行った翼。
ジミー翼のために出番作ってやったのに、調味料わからんってどうなのよ。
『あの子、何やらせてもダメな気がする』
ケンカと金髪はピカ1なのになぁ。
万年地味男だね、ありゃ。
出番、どんどん減っていって、気が付いたら転校してたパターンだね。
『あ、お皿出してなかったや』
食器棚からお皿を人数分出してると、水の流れる音がシンクのほうから聞こえてきた。
『あれ、水だしっぱだったっけ?』
そう思って振り向くと、
『ふおぉおっ?!』
小さな男の子が、真後ろに立っていた。
『翼、コショウ取って』
「はい」
『翼、これはコショウじゃなくて塩だよ』
「え、マジで?ゴメン」
『ゴメンはいいから、さっさと取れよ』
「こ、これだなっ」
『はい残念、それコンソメ~。耳と目、故障してるんじゃないっすか?』
「うまいっ!」
『お~い、誰かこのバカ連れてって~。邪魔』
「ひでぇよユウっ!!手伝えって言ったくせに!!」
『ここまで使えねぇとは思わなかったんだよ』
「鬼畜ぅぅぅっ!!」
泣きながらキッチンから出て行った翼。
ジミー翼のために出番作ってやったのに、調味料わからんってどうなのよ。
『あの子、何やらせてもダメな気がする』
ケンカと金髪はピカ1なのになぁ。
万年地味男だね、ありゃ。
出番、どんどん減っていって、気が付いたら転校してたパターンだね。
『あ、お皿出してなかったや』
食器棚からお皿を人数分出してると、水の流れる音がシンクのほうから聞こえてきた。
『あれ、水だしっぱだったっけ?』
そう思って振り向くと、
『ふおぉおっ?!』
小さな男の子が、真後ろに立っていた。