男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】
過去を悔いるのはまぁいい。
私は過去を顧みない女なのだから!!
(えっ、それってだめじゃね??)
今は目の前の問題を片付けよう。
『祠堂いるかもだし、一応ピンポン押すか!』
ピーンポーン
「おぃ、綾。ピンポン鳴ってんぞ」
「はぁ??誰だよ」
「生徒会長だったりして」
「それマジ勘弁…」
「いいから出てこいよ」
あれ、なんかいっぱい人いるみたい??
足音がこちらへ向かってくる。
ガチャッ
「あぁ??誰だ…」
『あっ、初めまし…て…』
お互いに顔を見て目を見開く。
『「あぁぁぁぁ、お前は!!!!』」
『朝の不良!!』
「朝のちびっ子」
こいつとおんなじ部屋なのかぁぁぁぁ!?
っていうか、おんなじ学年だったの??!
3年ぐらいかと思った…