男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】
『ケータイ・・・暗証番号掛けるかな』
「どうせ誕生日とかにするんだろ」
『そんな単純なんにしません~』
「そういう奴に限って、適当な数字並べて忘れて後から困るんだ」
『経験したかのように言うじゃないか、綾クン』
「翼が泣きそうになってた」
『地味男と一緒にしてほしくないね』
なんでそんな暴露話をしてくるのか。
間を持たすための話なんか、コイツがするわけない。
絶対なんか重要な話があるんだ。
「実はな。
来月から、女子校の奴らが1週間きやがる」
『・・・・・・』
ほぉら、見ろ。
私の勘は当たるんだ。
あみだくじとかの予想は全く外れるけど、こういう悪い予感はめっさ当たるからな。
「だから協力よろしく、って理事長が言ってた」
『他人事??!そういうことは自分の息子に言ってください!!』
「その息子が俺に言ってきた」
『信頼されてるね~流石は桜龍の総長。わ~、尊敬~』
「だから俺はお前に言う」
『・・・・・・
ネズミ講か!!!!』
メンドクサイもんに巻き込むんじゃないわよ、このおバカ!!
(なんでかおねぇ口調)