男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】





綾は手に持っていたケータイを私に見せてきた。






「兄貴からメール」


『えぇっ、なんで皇のメアドをお前が知ってんの??!』


「ちげぇ、そっちの兄貴じゃねぇ。俺の兄貴」


『あぁ、なるほど~


って、そっちのほうがもっと変!!


なんでお前の兄ちゃんが私宛にメールだすわけ?!?』




ケータイを受け取ってメールを開く。










―――――――――――――――
FROM:クソ兄貴

SUB:お友達さんへ






綾に手ぇだしたら、コロスよ?

いやマジで、コロスから。

っていうか、そばにいる時点でコロスでしょ。



あぁぁぁ、やっぱり納得いかない、タイマンで語ろう。



明日は残念ながら仕事が入ってる。

(なにせ忙しいからね、僕は)



だから明後日、T地区の時計台前集合。


遅れたらコロス。



っていうか、コロス。


――――――――――















何このメールぅぅぅぅ!!!

片仮名で強調してきてるぅぅぅぅっ!!




< 315 / 343 >

この作品をシェア

pagetop