男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】




「なんか延々と地味男の改善策みたいなのを語られた」


『「「「あぁそうですか」」」』



兄ちゃんは気にしてくれたんだね、あまりにも地味すぎる翼のことを。




『っていうか2時間!!無理無理、ヤダよ!!』


「早めに切り上げてくるといいぞ」


『私の代わりにお前が行けばいいんじゃないか?!』


「あははっ、それしたら2時間どころじゃないね」


「下手したら帰ってこねぇかも」


『兄の愛情おそるべし!!』


「っていうか、ユウはどっちでいくの?」


『どっちとはどういうことですか、希さん』


「男か女」


『前会った時は男装だったし、男で行きます』


「女で行ったら、どっかに監禁されるかもな(笑)」


『怖ぇっ!!マジでやりそうで怖い!!』




どうやらお兄ちゃんさんは、万全の策を立てて行かなければ、無駄な時間を過ごすことになりそうだ。






「でさ、黒豹のことなんだけど」


『そうだよ、なんで突然黒豹を潰すなんて言うのさ。

なんかされたのか?』


「旅行に行く前、倉庫のポストにこんなものがはいってまして」


『誰だお前。この小説、私以外誰が喋ってんのか分からないんだから、しっかりキャラ持って喋れよ』


「じゃぁ翼は語尾に"だぴょん"つけてな」


「ヤダ!『だぴょん』



『「「ぎゃはははははっ!!!」」』



何これ、めっちゃ面白いんですけど!!



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