男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】
『で、その桜龍の幹部がガン首揃えて何の相談??』
「あぁ~・・・言っちゃう??」
「仲間入りしたし、いんじゃね?」
『深い話は聞きたくねぇ』
「ケンカの話だったら?」
『めちゃくちゃ聞きてぇ!!』
ケンカ大好き、女子高生!!
最近ストレス溜まってんだよ、暴れたいんだよ!!
「プッ ユウ、目がきらきらしてる」
『うぇっ??!マジでか!!』
「分かりやすいな~」
「おもちゃ見つけた子供みたいな顔してたぞ」
『そんなに??!』
「じゃ、その意気込み使ってもらいますか、総長サマ」
希が黙ってこっちを見ていた綾に言う。
綾は私のほうをむいて、真剣な顔で問いかける。
「ケンカの自信は?」
『めちゃくちゃある!!』
「俺らは素手でやるのが決まりだ。それでもか?」
『俺だってケンカは素手で真っ向勝負派だ』
「・・・怪我してもしらねぇぞ?」
『したとしても、俺の責任だ。おめぇには関係ねぇよ』
「・・・・・・」
黙り込む綾。
か、関係ないはちょっと言い過ぎたかね??
生意気だって、ぶっ飛ばされるかも・・・(汗