男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】



『で、その桜龍の幹部がガン首揃えて何の相談??』


「あぁ~・・・言っちゃう??」


「仲間入りしたし、いんじゃね?」


『深い話は聞きたくねぇ』


「ケンカの話だったら?」


『めちゃくちゃ聞きてぇ!!』





ケンカ大好き、女子高生!!

最近ストレス溜まってんだよ、暴れたいんだよ!!







「プッ ユウ、目がきらきらしてる」


『うぇっ??!マジでか!!』


「分かりやすいな~」


「おもちゃ見つけた子供みたいな顔してたぞ」


『そんなに??!』


「じゃ、その意気込み使ってもらいますか、総長サマ」






希が黙ってこっちを見ていた綾に言う。

綾は私のほうをむいて、真剣な顔で問いかける。






「ケンカの自信は?」


『めちゃくちゃある!!』


「俺らは素手でやるのが決まりだ。それでもか?」


『俺だってケンカは素手で真っ向勝負派だ』


「・・・怪我してもしらねぇぞ?」


『したとしても、俺の責任だ。おめぇには関係ねぇよ』


「・・・・・・」







黙り込む綾。




か、関係ないはちょっと言い過ぎたかね??

生意気だって、ぶっ飛ばされるかも・・・(汗




< 43 / 343 >

この作品をシェア

pagetop