男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】
『じゃぁ、そいつら潰せばいいんだな!!』
「簡単にいえば、そうなんだけど…」
希が難しい顔をして、持っていたファイルを見る。
「まず荒らしてるチーム名だ・・・希」
「うん。えっと、銀龍、白狐、黒蝶、黒豹に紅」
『黒色被ってる!!ここは色被らせちゃだめでしょ!!?』
「偶然だよ、偶然」
「それにしても・・・」
「あぁ、やべぇな」
『ん??何がやべぇんだ??』
「紅だよ」
『くれない??強いのか?』
「数は500で戦力も中々の隣町の頭だ」
『500か…ん??桜龍って何人なの??』
「50人」
『へっ??50人???!』
少なっΣ!!
「まぁあんまり大勢の勢力はいらないからね」
「っつーか、50でも多い」
『あぁ、なんとなくわかる。お前ら団体行動苦手そうだもんな』
せいぜい6人が限界だろうな。
『で、なんで500の紅がやべぇの?』
「あいつらの戦法は不意打ち、闇打ちだ」
「現に隣町のチームはそれでやられてる」
『うぇぇえ、俺そういうの大っ嫌い』
「俺らもだっつの」
ケンカってのは正々堂々やってなんぼでしょ?!