男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】
「ま、とりあえず真ん中ぐらいのから潰しとくか」
ここで一番弱いのを狙わないのとこが、綾の強さの表れな気がする。
「じゃぁ、白狐だな!!」
『あえての狐なんだ。虎じゃなくて狐なんだ』
「あんまり他のチームにケチつけてやるなよ」
『むぅ・・・、桜と龍って掛け合わせ、変じゃね?』
「だからって桜龍のことバカにしてんじゃねぇよ!!」
『黒豹って、結局はブラックタイガー』
「英語に直しただけ?!悪口でもなんでもねぇ!!」
『ってか自分で言っといてなんだけど、豹ってタイガーじゃねぇ!!』
「ギャハハハっ!!バカだ!!」
しょうもない掛け合いをして、腹を抱えて笑い転げてる私と桜李。
そんな私たちを無視して会議は続く。
「とにかく、詳しいことは明日決めるか」
「そうだね、もうそろそろ夕食の時間だし」
「明日っから楽しくなりそうだ!」
「はぁ~、明日から綺麗なおねぇさんと会えなくなる…
ユウ~!!傷心な俺を癒して~!!!」
『ぎゃあぁぁぁ!!さわんなっつってんだろ!!』