男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】
『むがっ、むがが!!』
「はいは~い、ちょっと静かにしててね」
4人の男どもが、私の動きを封じる。
「メイド服萌え~♪」
「お帰りなさい、ご主人さまって言ってよ♪」
「あっ、口ふさいでるし無理かぁ~」
頭上で好き勝手に言いあうバカども。
生憎、鬼だの、メスゴリラだのと賞賛され(罵られ?)た私でも、大の男4人がかりを相手にできねぇ!!
つまり、なす術なしだ!!(おぃっ∑)
「おい、祠堂こねぇか見てろ」
「りょ~か…」
「誰がこねぇようにだって??」
「「「「!!!」」」」
突然聞こえてきた声は、我らがヒーロー、綾さんだった!!(葛飾区のほうのやつみたい(笑))
『ふょう!!』
「何してんだよ」
『ふふぁふぁった!!』
「何言ってるか分かんねぇよ(呆)」
「おっ、おいどうする?!」
「どうするって…」
「どうすんだよ…」
「に、逃げろぉぉぉ!!」
そう言って、私を捕まえていた男たちは、逃げて行った。
そいつらの後姿は、なんていうか・・・
『・・・ふぁふぇえな』(だせぇな)
「いい加減ハンカチ出せよ」
『ふぁっ、ふぁふふぇふぇふぁ』