男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】




『で、生徒会長さんはここに何しに来たんスか?』


「どうせ、俺らにケチつけにきただけだって」


『あぁ、そうか。くだらないな』


「メイドのお前に言われちゃおしまいだな」


『うわぁぁぁんっ!!綾のぼけぇ!!』






私だって、さっさと脱ぎたいわ!!





「・・・・・・」

『??』





なんかめっちゃ視線感じる(汗)







「・・・・・・」


『あ、あの~…』


「・・・・・・」


『すんません、ガン見やめてもらえませんかね…』






先ほどから、茶髪で可愛い系の湊クンが、やたらと私のことをじっと見てくる。






『あの…湊さん・・・っ!!』


「何この子、めちゃくちゃ可愛い!!!」





名前を呼んだ瞬間、凄い勢いで飛びついてきた。


しかも、かっ、かわいいだと??!



可愛い顔したあんたが言うと、嫌味にしか聞こえねぇ!!







「ん~、なにこれめっちゃ抱き心地いいんだけど~!!」


『ちょっ、放せよっ!!』


「や~だ~」


『やだじゃねぇ!!』




なんだこれ、全っ然離れねぇ!!


可愛いからって、何しても許されると思うなよ!!



< 79 / 343 >

この作品をシェア

pagetop