Don't leave
それからレフィさんの車に乗り込む。

驚いたのは、ドアを開けてくれたこと。


レ、レディーファーストってやつ…?
こんな事、殆どされた事ない!

それが自然に身に付いてるこの人って……


酷く緊張しながら、
「有難うございます。」と返して助手席に乗り込む。


緊張で汗が凄い。
ただでさえ暑いから汗かくのに、こんなに緊張したら…さらにさらに汗だくになってしまう!!


私は少し挙動不審気味に汗を拭いていた。


「さて、約束通りお茶でもしに行きます?どこが良いですか?」



なんでそんな涼しそうな顔でしゃら~りと会話出来るのっっ?

そりゃ私も人見知りはしない方だけど、

今日はちょっと……



「ど、どこ行きましょうか?どこでもいいんですが…」


あぁ。

声が裏がえった気がする。


っていうか

視線を感じる。



私と同様に目が大きくて、目ヂカラがあるレフィさん。

私はよく人の目を見つめて話すけど、

それを自分がされる側になると本当に恥ずかしくなって、まともに見返す事が出来なくなる。


うぅ。

絶対、時々こっちを見てる…


めちゃくちゃ緊張する!



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