Don't leave
私がどれだけいつも癒されているか。
感謝してもしきれない、その存在に。
―――いつもと同じように2人だけの時間を過ごした後は、残酷なまでのスピードで、バイバイに向けて時が進む。
年始はいつ逢えるの。
いつ…?
それだけがグルグルと脳内を支配している。
少しの間も離れてたくないのに、1週間以上は長すぎるよ。
年末年始なんていらない。
カレンダーの赤日なんて、連休なんて、
私にとっては苦しいだけなんだもん。
時計はもう6時前。
この車が駐車場に入る時に…絡ませたこの手を離せば、後は他人行儀に大袈裟にお辞儀をしながら…私は車から降りるんだ。
決して振り返らずに、
いつもの厳しい表情を顔に貼り付けて。
そして保育園の門をくぐる。
それは出逢ってから今までずっと繰り返されて来た、別れ間際の、私達の『演技』………
彼の車を降りた瞬間から、身を焦がす痛みを感じるのに。
欠乏症はすぐ始まるのに。
振り返って手を振るのはタブー。
感謝してもしきれない、その存在に。
―――いつもと同じように2人だけの時間を過ごした後は、残酷なまでのスピードで、バイバイに向けて時が進む。
年始はいつ逢えるの。
いつ…?
それだけがグルグルと脳内を支配している。
少しの間も離れてたくないのに、1週間以上は長すぎるよ。
年末年始なんていらない。
カレンダーの赤日なんて、連休なんて、
私にとっては苦しいだけなんだもん。
時計はもう6時前。
この車が駐車場に入る時に…絡ませたこの手を離せば、後は他人行儀に大袈裟にお辞儀をしながら…私は車から降りるんだ。
決して振り返らずに、
いつもの厳しい表情を顔に貼り付けて。
そして保育園の門をくぐる。
それは出逢ってから今までずっと繰り返されて来た、別れ間際の、私達の『演技』………
彼の車を降りた瞬間から、身を焦がす痛みを感じるのに。
欠乏症はすぐ始まるのに。
振り返って手を振るのはタブー。