Don't leave
友情と恋の境界線

遅刻

勝手に頬が緩んでいくのを止められない。



仕事はたまたま早く終わり、
約束していた時間より幾分早く待ち合わせ場所に行けそうだ。



『レフィさん、今日は早めに終わりそうです』



メールを少し前に送っていたのだけど一向に返事がない。


忙しいのだろうか…



どんな仕事か知らないけど、自営業だから時間の調整は利きやすいと言っていた。

けど逆に

自営だからこそ忙しい部分や、絶対に自分がやらなければならない部分とか…

あると思う。


大丈夫かな。


忙しいなら別の日に改めた方が良いんじゃないかな。


無理して仕事詰めてるなんて事になってたら申し訳ないし。



『とりあえず待ち合わせ場所に今から向かいますね。もし忙しくて都合つかないのならメールして下さいね。』



メールを打って会社を出た。



外は相変わらず暑い。


まだ9月の始め…

残暑厳しいのはまだ1ヶ月は続く。



日傘をさして汗を拭いながら私は歩いた。




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